「2007佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」にも参加した米国人パイロット トロイ・ブラッドリーさんが、昨年(2007年)末、再び佐賀へやって来ました!
気球に関する世界記録を既に48も持つ彼は、今年の1月から2月の間の気象条件の良い日を選んで、太平洋をガス気球で横断し、新たな記録を作ることを計画しています。その離陸地にこの佐賀を選び、昨年末から準備活動を続けております。
Celestial Eagle - World Record Balloon Flight from Japan to the U.S.A.
ガス気球太平洋横断プロジェクトサイト(英語)
既に、太平洋横断の経験を持つ彼は今回、“距離”と“滞空時間”の記録更新を狙うため、太平洋もより南側を横断し、米国南部〜メキシコ方面へのフライト、5日〜6日間、10,000kmを超えるフライトを計画しているそうです。
ガス気球の機材も既に佐賀に到着し、佐賀市内での準備活動は着々と進んでおります。
今回、トロイ氏が離陸地を佐賀に選んだ理由の1つに「熱気球の国際大会が開催され支援が得られやすいため」との期待のとおり、地元佐賀のバルーンニストのほとんどが所属する
佐賀熱気球パイロット協会も離陸準備に大活躍しています。
メンバーのメインの準備作業は、荷重調整のために搭載する408個の砂袋の製作作業、1個あたり18.2kgあるそうですから、砂袋だけでもなんと7.4tもある計算になります。
ガス気球の“燃料”となるはヘリウムガスは、空気よりもかなり軽いため、膨らますとどこまでも上昇していってしまいます。その上昇を調整するために、小分けした砂袋を気球の周り(パイロットが登場するカプセルの周り)にぶら下げ、フライトの状況、ガスの状況、外気温などの状況を確認した上で、この砂袋で調整しながらアメリカ大陸を目指すそうなのです。
普段は、熱気球でフライトする佐賀のバルーンニストもガス気球を目の当たりすること自体が珍しいため、時おりトロイ氏に質問をぶつけながら、しかし作業は淡々と進んでいきます。
そして、佐賀のバルーンニストが4日間、延べ人数にしても120人以上の協力のおかげで、408個の砂袋が完成。
離陸へ向けての更なる情報収集、細かい準備作業は続きますが、あとはアメリカ大陸へ向けての離陸を待つのみとなりました。
離陸は、現在のところ最短でも1月20日(日)とのこと。米国側から太平洋上・アメリカ大陸の気象情報を随時得ながら、最終離陸日をその3日前までに決定させるそうです。
とはいえ、太平洋を横断できる強い西風はこの冬が一番期待できる筈…。この2月末までの一番よい気象条件を探りながら離陸のチャンスを待ちます。
最後に4日間に渡る準備作業の締めとして佐賀のバルーンニストとともに記念撮影。
佐賀のバルーンニストの皆さん、まずはお疲れ様でした。
離陸前日・当日も多くのバルーンニストの協力が必要とのことですので、どうぞよろしくお願いいいたします。
Written by Takeharu Nakashima